「 昭和初期 」から変わらない カレーハウス ブータン 調理編 ②

浜松をこよなく愛するWriter Boo (ライター ブー) が、浜松の街中で食って旨かったもんを、独断と偏見で紹介するコラム。


前回に引き続き、カレーハウス ブータン の2回目。

1回目を読んでない人は、そっちも読んでくれよな!  ≪①調理編へ


90年以上変わらぬ作り方

  昭和初期といえば、90年以上も同じレシピで作っているのか?そんな疑問が頭をよぎる。

佐藤さん:「全く同じ味では、流石に現代の人には受け入れてもらえないので、日々僕なりのブータンの味を追求しています。でも、基本は90年前と変わりません。」

 流石にレシピは変わるよな。俺の浅はかな考えを反省した。と同じく、90年も続くカレーの作り方を無性に見たくなった。そこで無理を承知で佐藤さんにお願いしてみる事にした。


俺が同業者のスパイ⁉︎

佐藤さん:「大丈夫ですよ。うちは、何を入れているかまで言えますよ。隠す所はないですから」

 俺が、料理をやらなさそう(本当にやらないが…)なので安心をしたのか、あっ気なくなくOKが出た。「もし俺が同業者のスパイだったらどうすんだ!?」なんてくだらない心配をしながら厨房に目を移した。しかしそんな想いは杞憂に終わった。


門外不出のカレー作り

 佐藤さん曰く、仕込みは大きく分けて3段階らしい。

① 先ずは、玉ネギ・ニンジン・リンゴをミキサーにかけ細かくし、そこにスパイス・チャツネ(ジャムみたいな物)を入れ混ぜる。作業時間は2時間程。


② 寸胴に鶏ガラと水を入れ6時間程煮込む。


③ 鶏ガラで出汁をとったスープの中に、細かくした野菜類と、こだわりの自家製ルーを入れ、しゃもじで混ぜながら3時間程煮込む。

かなり手間がかかる作業だ。使いこまれたしゃもじから、ブータンの歴史を感じる。


これがうちのカレーの作り方

佐藤さん:「手間だとは思いません。だって90年も続くうちのカレーの作り方ですから。時々お客さんに、オーバークオリティーだって言われますけど、チェーン店みたいに作業効率だけを追い求めるのはちょっと違う気がして…。やっぱり、お客さんに喜んでもらえるのが1番ですから。」

俺は、またしてもくだらない質問をしてしまった…。と反省する。

更につづく…

③材料編へ>>


~お店紹介~

カレーハウス ブータン

1階…カウンター6席 2階…4人がけテーブルX3

浜松市中区鍛冶町320-8 for Google map

TEL 053-454-0085

営業時間 11:00~21:00   定休日:木曜日

*但し、16:00~17:00は休憩で留守にすることあり

<その他>

予約不可 貸し切り不可 テイクアウトOK 配達不可

<お客さんの層>

30~60代の男性が多い。女性は10%程度。

<混む時間帯>

・ランチ 12:00~16:00 ・ディナー 19:00~


感想やこのお店取材して!などはコメント欄にお願いします<(_ _)>


おとなの 街 歩 き HAMAMATSU

浜松駅の北側、通称 「街中」 話題のお店 耳寄り情報 イベント…           「浜松街中のイマ」 を伝えるウエブマガジンです。 Web magazine for smart 30's & 40's

0コメント

  • 1000 / 1000